マンション管理
マンション管理に導入したスキャニングの効果、及びコスト削減内容についてご紹介していきます
図面の電子化によるマンション管理業務の効率化
スキャニングサービスは多岐に渡り、設計図などの大きな書類についても対応が可能です。
ただし、設計図に関して言えば、大きな書類であることだけに留まらず、経年劣化が激しいとされ、文書の修復がとても困難なケースも少なくないようです。
ここでは、マンション管理ならではの問題点と、スキャニングサービス導入の効果について事例を踏まえてご紹介していきたいと思います。
《導入前の問題点》
【業界の背景】
築年数が5年経過するとマンション図面の劣化も激しくなり、ちょうどその時期に修繕やリフォームの需要が増えるため、図面を参照する
機会が増えます。
それが図面劣化に歯車をかけることになり、図面がボロボロになってしまうという現状があります。
【問題点】
・図面が必要になるたびに取り出して開閉するのでボロボロとなってしまう
・使用後何年も使わないことが多いので、保管場所がわからなくなってしまう
《解決策》
マンション図面を電子化にすることによって、保管場所を常に把握できる状態にし、図面の保管状態も万全とする
《実務》
電子化した図面数:約6500件
《導入効果》
【図面の保全、劣化の防止】
・電子化することによって図面原本を使用する必要がなくなった
・使うたびに開閉を繰り返し、更なる劣化を招いていた図面の劣化進行を最小限に抑えることが可能になった
【検索、閲覧効率の向上】
・管理組合員が当番制のため保管場所があやふやになりがちだった図面をすぐに検索できるようになった
・何年も前のリフォーム内容をすぐに閲覧できるようになり、業務効率が向上した
まだまだ導入していないマンション管理業者に方は多くいらっしゃるかと思いますが、事例で確認する限りでは他の業界よりもスキャニング導入が急務であるような気がします。
せっかくの設計図が読めなくなったり、保管場所がわからなくなってしまったら目も当てられません。
まだ導入されていない企業の方は、ぜひ、スキャニングサービスの導入をご検討いただき、早期に対応されてみてはいかがでしょうか。