スキャニングの価格はどう決まる?

スキャニング価格で表示されている「1枚○円~」という価格以外にかかる費用について解説をしていきます。

スキャニング価格以外の費用とは?

スキャニングサービス会社のHPを見てみると「1枚○円~」と表示されている広告を見かけることが多々あるかと思います。

しかし、実際この料金で全ての作業が完了するのかと言ったら、そうではないケースのほうが多いようです。

この表示は、基本的には「スキャニングだけ」の料金設定となっている場合が殆どであり、スキャニング以外の全てを外部委託しないで企業内で行った時にのみ、この価格となると思っておいた方がいいのかも知れません。

具体的には「1枚○円~」以外の費用として、

・書類の引き取りに行くための交通費、人件費等(持ち込みの場合以外は必要となるケースが多い)
・スキャニング前の書類の整理費用(バインダからファイルの取り外し、ホッチキスはずし、断裁、折れ伸ばし、書類の補修等)
・データ画像の検査費用(作成されたデータの画像を検査するための費用)
・格納するメディアの費用
・書類再整理費用(再製本、クリップもどし、ファイリング など書類を元に戻す費用)
・書類の返却・納品の費用
・その他費用(全体の作業を進捗管理するための費用)

などの費用が「1枚○円~」以外に掛かることが大半となっているようです。

逆にお話しますと、どれだけの労力が掛かるかわからないので、「スキャニングだけ」の料金表示しかできていないのが現状のようです。

また、一部を子会社などに業務依頼したりする場合には更に価格に差が生じることもあります。

安い表示をしていても費用としては実際に上記のようなものが掛かっているのが現状となっておりますので、価格だけでは無くサービス内容にも気を配ることが大切です。

例えば、依頼先の会社によっては、スキャニングする必要のある書類と必要のない書類を分ける作業をしてくれる会社もあり、依頼する企業からは大変喜ばれているという話も聞きます。

注意すべき点としては、見た目の安い表示価格だけではなく、具体的な価格をぜひお見積もり依頼の中でご確認いただき、自社の現状にあったスキャニングサービス会社、及びサービス内容を選択されることが一番重要なポイントとなります。

不明点についてはすぐに問い合わせ!お見積もり!そして内容確認!これが一番重要であると思います。